不安-2

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ゆいが近くに寄るとシャンプーの香りが鼻をくすぐる。 ゆいの匂いだ。 俺は後ろからふいに抱き締め、今更ながら言う。 「おはよう。」 「おはようございます。」 ゆいとの朝が愛しく思えた。 シャワーあがりにゆいが冷蔵庫を開けて冷えた紅茶を取り出す。 喉をならしてゴクゴクと飲み、俺に笑顔を向ける。 「おいしー!」 そんなゆいを見て、自分も少しは役にたてたのと、口許が緩んだ。 ゆいは雑炊をゆっくりと全部食べきった。 すっかり体調はいいようだ。
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