2650人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
ゆいがあのお揃いのカップを出してくれたので、俺も一緒に紅茶を飲んだ。
「俺は一度帰って着替えてくる。お昼は買ってきてやるからここで食べよう。俺が来るまでゆっくりしてろ。何か欲しいものがあったら連絡してくれ。」
「…ごめんなさい。私のせいでシャワーも浴びれずに…秀一さんの着替えも置いておいたほうがいいかな…。」
「…そうしよう。じゃ、行ってくる。」
俺が立つとゆいも玄関まで送りに来る。
「おとなしくしてろよ。」
「はい。…いってらっしゃい。」
玄関を出た。
いい天気だ。
"いってらっしゃい。"
……か。
早く戻って来よう。
俺は急いで車に向かった。
最初のコメントを投稿しよう!