少年、現実を知る

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「ごめん、もうちょい具体的に」 「え?あっ、ぇと……つまり体の中をぐるぐると魔力が回ってて、それをピタッと止めて、そこからグワッ!って出して…………。 …………バンッ!なんです!!」 いや、なんです!!じゃなくて。 恐るべきオノマトペ流星群。 「わ、分かった分かった」 「本当ですか!?よ、良かったぁ……。私、言葉足らずなもので、上手く伝わるかと心配で……」 全くもってその通りだよ。 でも、天使だから許す! それに自分には関係の無い話だ。 いきなり突拍子も無い話を聞かされたけど、リアなら嘘をつかない。 もし嘘をついても、俺はその嘘に全力で騙されよう。 と言うか、実際にあんな人間離れした動きを見せれたら何も言えないわな。
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