221人が本棚に入れています
本棚に追加
/117ページ
────────
家に帰った後、俺はさっきの謎のカードについて聞いてみることにした。
「なぁリア、さっきのあのカードは何なんだ?」
「あぁ、ギルドカードですよ。
依頼の報酬は基本的にこれに振り込まれるんです」
リアはそう言うと、自分のカードを俺に見せてくれた。
リア=サンクレム(17) 風属性
下級魔法使い
……ほうほう、つまりは身分証兼クレジットカードか。
「じゃあ、魔力を流したのは?」
「あれは他の人に悪用されないように、自分の魔力じゃないと光らないようにするんですよ。ほら」
リアがカードに魔力を流すと、先程と同じように淡く光った。
試しに俺も流してみたが、なるほど、確かに光らない。
「ふぅん……。ありがとな」
「いえ。カオルさんのお役に立てて嬉しいです」ニコッ
天使の微笑み頂きましたッ!!
最初のコメントを投稿しよう!