221人が本棚に入れています
本棚に追加
/117ページ
「………………」
改めて見ると、やっぱり地味。
名前と年齢と属性、そして最後に“見習い魔法使い”。
初めは皆見習いから始めるらしい。
……それだけしか書いてなくて、装飾とかも何もない。
ただ、魔力を流せば光ります(笑)。
「カオルさ……カオル!早速依頼を受けてみましょう!」
「そうだな」
「これが見習い向けの依頼な。さっさと選んで行ってこいガキ共」
……何かお気に障ることしましたか?
「あの、私が選んでも良いですか?」
「どうぞ」
パッと見たけど、どんな依頼なのかさっぱり分からん。
「それじゃあ、これにしますね」
リアが選んだのは、“アタミ草の採取”。
草を取ってくるだけか。まぁ、初めはこんなもんだろ。
「これを取ってくるついでに、魔法の練習をしましょう!」
「うぃっす」
そうか……遂に俺も魔法が!!
最初のコメントを投稿しよう!