221人が本棚に入れています
本棚に追加
/117ページ
「実際どうなんだ?」
「……通いたくないです」
「本当か?」
「……本当です」
「「………………」」
………………。
「…………すいません、嘘です。学校行きたいです」
「そうかそうか」
つまりは通いたいけど、通う金も時間も無いと。
……フフフ。ここはやはり、俺の出番みたいだな!!
「それなら、俺が学校に通わせてやろう!」
「……えっ?」
こんなに悲しそうな天使を、いったい誰が放っておけようか!!
決めたぞ!俺は今日から、リアのために全力で金を稼ぐ!!
「で、でも……。カオルに負担をかけることになっちゃいますし……」
「リアのため……ってか、俺が通わせたいんだ。リアには助けられてばっかだし、恩返しをさせてくれ!」
「……でも…………」
「恩返しをさせろォォオ!!」
「ひぁっ!?……は、はい…………」
よし、ぉk。
強引に説得しないと、中々はいとは言わなさそうだったからな。
最初のコメントを投稿しよう!