少年、天使に尽くす

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「実際どうなんだ?」 「……通いたくないです」 「本当か?」 「……本当です」 「「………………」」 ………………。 「…………すいません、嘘です。学校行きたいです」 「そうかそうか」 つまりは通いたいけど、通う金も時間も無いと。 ……フフフ。ここはやはり、俺の出番みたいだな!! 「それなら、俺が学校に通わせてやろう!」 「……えっ?」 こんなに悲しそうな天使を、いったい誰が放っておけようか!! 決めたぞ!俺は今日から、リアのために全力で金を稼ぐ!! 「で、でも……。カオルに負担をかけることになっちゃいますし……」 「リアのため……ってか、俺が通わせたいんだ。リアには助けられてばっかだし、恩返しをさせてくれ!」 「……でも…………」 「恩返しをさせろォォオ!!」 「ひぁっ!?……は、はい…………」 よし、ぉk。 強引に説得しないと、中々はいとは言わなさそうだったからな。
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