少年、天使に尽くす

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「それじゃあ、行ってきますか」 「さっさと行けやガキが」 冷たいなぁ。 俺がいったい何をしたと言うんだ。 毎日書類と睨めっこしてるから、ストレス溜まってるのかね? ……そう言えば、ギルドには毎日のように来てるけど、姐さん以外が受付をやってるところって見たこと無いな。 大丈夫なんかね? ちゃんと休暇取れてる? ……まぁ、その辺は俺が首を突っ込むところじゃないだろう。 そんなことを思いながら、俺はギルドを発つのだった。 ──────── 「えっと、確かこの辺に居た筈……」 ギルドから南西に進んだ先にあるこの平原には、フラビットが多く生息する。 その中から3匹を狩って、ギルドの倉庫に納めるのが今回の依頼だ。 それでは、早速捜索開始と行きますかね。 ここは冬でも草が生い茂ってるから、意外と見つけるのも大変なんだよ。
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