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「よし。今日は疲れているみたいだから寝ようっ!!」
え……………?
「おいっ!ちょっとまて!普通ここは驚くとk「あっ!弁当食べるの忘れちゃってたから食べてないや。」
「!?」
「おべんとう~♪おっべんとう~♪おっべっんっとっう~♪」
少女はどこかの神がお告げをしているかのように響く声を無視して、自分の欲に忠実な行動を始める。
なんだこいつは……唐突な発言が多すぎて謎を呼んでいる。しかも人が話している間に割り込んでくるとは…本当に聞こえているのか?
わけが分からなくなる。こいつは何者なんだ?いつのまにか何か口に含んでいるし……
「そこにいる人も一緒に食べない?」
「?!」
急に自分へと話しかけられた声に、邪神は驚きと困惑の表情を同時に浮かべる。
「その扉の向こう側にいるんでしょ?」
まさかキチンと聞いていたとは。
さっきまでは幻覚のように思っていたのに……
俺の声は初めから聞こえていてあえて無視していたということか!?それはそれで少しの複雑な感情を感じるのだが……
このままでは永遠に少女の訳のわからないターンになってしまうと思い、彼は本題へと戻る。
「ここにナニしにきた?」
「質問していい?」
少女は少し考え込んだあとにそう言ってきた。
「別にいいが………」
…………もしかしてこいつは俺の封印を解きに来たのか?それとも倒しに来たのか?いや、なら質問はしてこないはずだ。なら俺を試しているのか?それに、俺もなぜ質問を許可したんだ?一歩間違えばそれこそ命の危機に直面す「お泊りしていい?」
「……………………」
考え過ぎだったな。
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