その男…イケメン

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口喧嘩を早々に引き上げ各々教室に向かう。 ガラッと音を上げて扉を開けばあちらこちらから「おはよう」の声。 それぞれに律儀に返事を返し自分の席に座る。 そうすればすぐに声をかけてくるのは僕の前の席の泉寿千響(センジュチナリ)。 僕の親y…いや友…やっぱり知人。 僕の知人である。 前に言った気がするが残念なイケメン。 それはもう残念だ。 まずはコチラを訝しげに見る彼の容姿から説明しよう。 カーキ色の髪の毛を無造作に跳ねさせ目はそれと同色。鼻筋も通っていて薄い唇から溢れ出す吐息なんかは正しく色男。流し目がよく似合う系男子だ。 なぜ僕がこんな奴をここまで褒めているのか。解せないね←勝手にやってます しかしそんな彼も…
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