疼く身体

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「そうか、わかった」 「結局何がしたかったの?」 「聞いただけだ」 「何よそれ。今のを聞いて少しは気が向いてくれたのかと思った」 「かもな」 「嘘ばっかり」 男は私の顎から手を離し、再び対面するソファーへと腰を下ろしたと同時に社長が戻って来た。 何を考えてるのか分からない男。 全く掴めない男。 けれどそれがまた私に火を付ける。 どうしようもない男だわ本当に。
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