疼く身体

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「もう帰るのか?」 「ええ、明日から仕事だもの。今日は早く寝なきゃ」 「そうか、わかった」 散らばった服や下着を手に取ると着替えて、髪を指で梳き整える。 大輔も着替えると車のキーを取り、共に部屋を後にして車で家へと送ってもらう。 「相変わらずあっさりしてるな莉子は」 「そう?」 「甘えたりしたくならないのか?」 「ええ、ならないわね」 「変わった女だよ、本当にな」 確かに昔は甘えたりしていたけど、色んな男と関係を持つ様になってからは甘える事なくなった。
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