光輝

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アッセルは3人の権力者を引き連れ外へと出た。皆はそれを見守るしかなかった。 「ここなら広い。相手になって………………がっ…………!!!!」 「…………守るわきゃねえだろ。そんなもんよぉ!!!!」 アッセルが振り返った瞬間、“乾いた銃声が響いた。” その破裂音はしっかりと他の者たちに届いており、最悪の光景が映っていた。 アッセルの左胸は銃弾に貫かれ鮮血を撒き散らしていた。 その瞬間シヴァ、レアー、パイソンの両眼のさきの光景がスローモーションに感じた。 滴る紅血、倒れ込むアッセルの動作。 刹那的な出来事に状況の整理に時間がかかった。 しかしアッセルが地に倒れた瞬間、全てを把握した。 「じいちゃん!!!!!!!!」 「じーさん!!!!!!!!」 「じいさん!!!!!!!!」 3人は一目散にアッセルへと駆け寄った。 他の者もあとに続いて行く。 「がふっ…………!!!!お……まえた………ち。格好いいとこ見せてやれなくて…………すまん…………。」 「じいちゃん!!!!すぐに助けるからっ!!!!待ってろよ!!!!」 アッセルは瀕死だが息はある。 皆はこの絶望的状況の打開よりアッセルを救うことを優先した。
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