光輝

7/21
前へ
/80ページ
次へ
「そんなもんか……ん?」 シヴァの表情が曇りうつ向いた時、屋敷の扉が開いた。 「シヴァお前施設で子供の世話の当番じゃ……?」 「お?何だレアーかあ。」 「何だとは何だよっ!!てかサボりは厳禁だろ!!」 レアーと呼ばれた青年は呆れた表情でシヴァに注意を促す。 彼の名は“ミクトランシワトル・レアー”。 大きな瞳で色は蒼。 金色の毛髪で眼にかかる程の長さ。 身長は170cm程と言ったところだ。 彼もシヴァと同年齢で彼も後に革命を起こす青年である。 「そうだぞシヴァ兄ちゃんいけないんだぞー!!」 「だぞー!!」 レアーの後方から二人の子供が顔を覗かせる。 まだ背丈は小さく、レアーの腰部程しかない男児と女児だ。 二人はレボルにある児童施設の子供たちである。
/80ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加