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「……あのぉ~。それって、冒険者に頼む仕事じゃないんじゃ……」
遠慮がちなリックのツッコミは、しかし、完全に無視され、少年はマイペースに話を進める。
「なんか急に、どーしても焼きトウモロコシが食べたくなっちゃってさ。だったら、やっぱり、超おいしいの食べたいじゃない?で、超高級ブランドの、アリエス村のとーもろこしが、何がなんでも欲しいんだよね~」
「いや、だから……」
「報酬は、一人、一万ゴールド(諸経費別)」
「喜んでやらせていただきます」
即答だった。
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