楓、赤黄、色付く

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そりゃあ分からないですよ。 諦めちゃダメだよって言われても俺は総隊長だから。他にも会長の事loveで好きな子たくさんいるから。 その子達に譲らなきゃ。 って俺が譲らなくても俺に可能性なんかないよね。 100歩譲るんじゃなくて100歩譲ってほしい。 「今は分からなくてもそのうち分かるよ。とりあえず諦めちゃダメだよ。分かった?」 「はい」 よく分かんないけど後でどうせ分かるなら今は良いか。 「あ、そうだ。そーいえばもうすぐで会長の誕生だ」 「え?どうしよ、初知り。何か渡した方が良いですかね?」 「当たり前でしょ! アピールしなくちゃ!」 「そうですよね! 因みにいつですか?」 「明後日」 … 「うわ、早っ」 まだ一週間あるものだと思っていた。 何上げようか? 「何が欲しいか直接聞くっていうのもあるよ」 あれ?声出てたのかな? 「聞いちゃっていいですかね?」 「うん。 当日にね? 会長は神田君が自分の誕生日知ってるなんて知らないと思うからサプライズになるかもねぇ」 「サプライズって…、喜んでくれなきゃダメだと思うんですが?」 「だーいじょうぶ! 良いからやってみ」 と言いバンッと俺の背中を押すように叩く。 先輩意外に力が強い。
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