楓、赤黄、色付く

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日曜日。 現在9時半。 ピンポーン ぴったりの時間にインターホンが鳴った。 ガチャ ドアを開ければ 「ヤッホー勇人」 朝から元気な凉矢が入ってきた。 こいつがやりたいことがあるとの事であと30分程で出掛ける俺の部屋に入れた。 仕方がないんだ。 俺とあいつの事が絡んでいるのだから。 「凉矢、お前はいつ出てくんだ?」 「秘密~。うまく行けば隊長が来てすぐに」 何をする気だ? 現在10時。 ピンポーン 又もやチャイムがなった。 今度は本命の方が。 出ようと腰を浮かせたところで凉矢に「俺が行くから」と止められ、また腰を下ろした。 玄関からあいつと凉矢の声が聞こえあいつは俺ではなく凉矢が出てきた事に戸惑っているようだった。 その声でさえ心地好い。 ガチャとドアが閉まる音がし、しーんと静まる。 外に出たのか? すぐに中に入ってきて俺がいる部屋に凉矢だけが戻ってきた。 あいつはどうしたんだ? そんな視線を送ると気付いた凉矢は 「もうすぐだよ」 と気持ち悪い程満面な笑みで答えた。 何か後々あるのか? と、凉矢と入れ換えであいつが入ってきた。 「お邪魔します…」 緊張しているのか?ハハハッ 「いらっしゃい」 -会計side-end-
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