楓、赤黄、色付いた

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「やったー!」 「会計様ナイスですね!」 「お幸せになってくださーい」 「ついに来たー!」 「良かったあ」 今、親衛隊の皆が騒いでおります。 莱先輩に会長と付き合う事になったと昨日の出来事を簡単に説明し報告をした。 それから会議室に行こうと言われ、何かあるのか知らず連れてかれ、まだ誰もいないなーと思ってたらぞろぞろと皆さん集まって、莱先輩に俺が話したように皆に話し、今に至る。 皆の反応が俺が思ってたのと違って驚いた。 まさか喜ばれるとは思わなかった。 「神田君に言ってなかったんだけどね、この親衛隊って恋を応援し隊なんだ」 「恋?」 「うん! で、今応援していたのは会長。 あ~あ、長かったな~w」 「知らなかった…」 「知ってる人全校生徒の半分くらいだからしょうがないよ」 会長の恋を応援、長かった、て事は 「会長は前から好きだったって事?」 「結構前からね~。いつからだったかな~」 莱先輩が懐かしんでいるようだ。 「それは俺ですか?それとも他の人ですか?」 これで他の人って言われたらどーしよう。 しかもその他の人が女だったら。 会長はすぐにその人に心を戻してしまう。
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