花、彩り、咲き誇る

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そいつと別れ、また仕事をするため生徒会室に戻ると 「あ~、やっと来たかあ!待ちくたびれたわ」 元会長と総隊長がいた。 こいつら付き合ってんだよな。 「すいません」 「何か良いことあった?」 「え?何でですか?」 「最近の君より元気に見えるから」 元気に? 最近の俺どんだけ疲れてたんだ? 慣れてなさすぎだろ。 良いことは置いといて、何かって言われると生徒会室を出てっから考えると中庭で名前の知らない1年に会った事しかないが。 心が休まるって感じだったな。 「何かあったんだ?」 と総隊長。 にやにやしてやがる。 「中庭に行ってきた…」 「それだけ?」 聞いたのは総隊長だが元会長も気になるようで。 「不思議な1年に会った」 「不思議な1年?」 何それと言った感じだ。 ま、だろーな。意味わかんねーよな。 「恋しちゃった?」 この元会長は恋バナが好きなようで、 前なんか恋愛相談にのっていた。 「違いますよ。 ただ…」 「ただ?」 おっと。 何を言おうとしたんだ?俺は。 ただ?ただ何だ? ただ… 「気になるだけ…」 「ひょー!」 何だこの総隊長。ひょー!って。 つか何でこう、大事なとこだけ声に出してしまうんだ。
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