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あなたと1歳しか変わらないんですけど。
そう思うが声に出さず、
「そのため息はずばりあの不思議な1年が原因でしょう!」
と人指し指をたて元総隊長が言った。
うわ~当てやがった。
黙っていれば
「正解だな」
と元会長がニヤリと。
「話してみましょうよ」
「そう言われても、何を?」
「何をって、その子とどんな感じ~とか」
「どうせこいつの事だから話せてもねーだろ」
うわ!当たってる。
「あ、そーかあ」
そこで納得しないで下さいよ。
「その子の事好き?」
好き?好きっちゃー好きだけど
「よく分かんないです」
「じゃあその子と話したい?」
「そりゃあ気になりますから」
さっきのからかってる時と変わり、弟にでも元気付けるような優しい表情になった総隊長はそう聞いたけどどうするのだろうか。
「よし!
ではでは新学期を楽しみに待ってて下さいな、未来の会長」
よく分からないがはい。と応えておく。
新学期にそいつと何かあるのか?
不思議そうな顔をしていたようで元会長が
「こいつに任せておけ」
大丈夫だと言うように俺の頭に手を置く。
俺は頷くだけで
総隊長と会長?に任せる事にした。
そして後から聞いた話、
親衛隊はその人その人の恋を応援する隊だそうだ。
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