桜、季節、すでに満開

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椎名先輩に聞かれたのだろう莱先輩は応えた。 そーいえばそうだったなと思った。 「じゃあ私達も並ばないと」 「あ、いえ、大丈夫ですよ」 「そうですか?じゃあ挨拶を先に。 生徒会副会長を勤めています佐野椎名です。 ほら会長!」 椎名先輩が振り向きまだ自分の席に座っている会長を呼んだ。 「…あぁ。 俺は生徒会会長の桐生 勇人(キリュウ ユウト)だ」 「じゃぁ次は俺~。 生徒会会計の小澤 凉矢(オザワ スズヤ)だよ~」 チャラ男だ。 制服を気崩してて良いのだろうか? 「俺は生徒会書記の村野由良。あんたと同じクラスだよ」 と俺の方を向いて言った。やっぱ同じだったか。 「えー、僕は親衛隊総副隊長の小野莱です。よろしくお願いします」 「俺は親衛隊総隊長の神田乃亜です。よろしくお願いします」 「これから大変だと思いますがよろしくお願いします」 副会長はニコッと俺達に微笑み言った。 生徒会室を後にした俺達はすぐ解散という事でそれぞれの自分の部屋に帰った。
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