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その笑顔で、璃桜が心の奥で感じた小さなささくれのような不安は簡単に打ち消されてしまう。 この何時間後か、エリート然としたこの男に、何もかもを奪いつくす嵐の中に放り出されてしまうことなど、この時の璃桜には想像もつかなかった。 これが、朔耶と璃桜との歪な関係の始まりだったのに…。
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