自殺願望

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「あ~そのとうり、おじさんも 仲間だ、ここで自殺しようと 思ってな」 「え、何で?駄目だよ、 死んじゃ」 オイオイ立場が逆転しちまったよ 「何で自殺しようと思ったの?」 今度は逆に理由を聞かれちまった まぁいいか、どうせ死ぬんだし 「おじさんな、会社が倒産して 家族に逃げられ、あとガンで 余命一年と宣告されたんだ 凄いだろ、これとない程の 自殺の理由」 「.....うん」 流石にこれは低くよな 自分でも驚くぐらいの不幸の 連続、 最後自分が自殺して 女子高生が思いとどまれば 少しでも自分の生きている 価値があるかもしれないな 「君は若いまだこれから 色んな事がいっぱい あるけど、死ぬじゃない おじさんみたいになっちゃ いけないよ じゃあな」 よし、セリフも決まったし 飛び降りか 倒れこむように飛び降りよう ん? 何だ?何故、女子高生は 自分の手を握ってる、危ないぞ!! 何で?そんなにくしゃくしゃ な顔で泣いている 何でこんなにも手が暖かい 何で死なせてくらない? 何で何で何で何で? 「だめ、だよ、おじざん だめ、じんじゃだめ」 そんな声にもならい声で 言うなよ 自分も目から涙が出るじゃ ないか 辞めろ 辞めろ 辞めろ .......... ....生きていいのか? 生きる価値があるのか? その答えは分からない でも この手の暖かさは本物だ 「御免、おじさん死なないよ ありがとう、止めてくれて もう少し頑張ってみるよ ガンだけに」 「それ、笑えない」 そう、言いながらも女子高生は ギャグに笑ってくれた
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