理想の彼氏

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あ、 走っている子供が 旦那様にぶつかった 大丈夫かしら それも子供の持っていた アイスクリームが ズボンに付いてる 何してるの? 何で青筋立てて 子供の襟首掴んでるの? 母親が青ざめた顔で走って来た 凄い剣幕で彼氏が怒っている 何、土下座させるの? 何で?吹けば取れるじゃない 何で皆無視してるの? あ、ダメ変なこと考えちゃ もうあんな理想の彼氏 何て見つからないわよ 私はもう30代目の前なのよ これを逃したら終わりよ これをの...理想... の....かれ..... ........終わり 何が? あ、子供が泣いている ブチ あ、私の中で何かが切れた 「ごめんなさい、待った?」 「いや全然、でも、これ 見てよ~ブランドも ん? 何で手をグウにしてるの?」 私はニコと笑い、このクソ男の 顔面に怒りの鉄拳食らわせました 「痛って~何するんだよ 悪いのは、そこのクソガキ と母親だろ」 クソ男は半泣き状態で 怯えるように言ってたが 無視をして土下座をしている 母親を起こして 「もう、大丈夫ですよ」 と言ったあとに クソ男を睨みつけ 「あんた何様よ、どんだけ偉いん だが、知らないけどね やっていいこと、悪い事が あるんだよ!! アイスがぶつかったぐらいで ピーイピーイ言ってんじゃない わよ!!」 それを聞いたクソ男は 走って逃げて行きました 私はそれを見て我に帰り やってしまったと後悔しました あーーー将来の旦那が~ 逃げて行く~ 私は肩を落として落ちこんでると 「どうも、 ありがとうございました」 後ろを振り返ると母親と 子供が頭下げていました 子供は泣き止んでいて 顔を上げて 「おばちゃんカッコイイ」 「お姉さんでしょう!!」と 子供に軽いゲンコツを しながら笑いました
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