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おはる「あー寒っ。教室、もう暖房ついてるかな」
悟「着いてるだろ。裕介いつも早いし」
ここは俺たちが通う学校。
通信制のKTB学園、結構な費用がかさむ。
だからお金持ちの生徒が多い。
おはるもデザイナーの息子でありぼんぼんである。
悪いな、母さん。
いつか恩は返すから。
キーンコーンカーンコーン
大抵の学校で聞くであろう登校時間のチャイムが鳴る。
ドンッ
悟・おはる「!?」
?「おっはよー!今日のご飯、すごく楽しみ~。裕介から聞いたよ!」
悟・おはる「なんだ唯かよ~」
おはる「テンション下がるわ~」
唯「なによー!その態度!ありがたく思いなさいよ!誰がさあやのこと呼んだと思ってんの?」
こいつは唯。
元気で明るい女。
可愛い顔をしてるのにそのせいで男友達として扱われがちだ。
おはる「サーセン!さっきのはほんと冗談なんだって~。唯が来るのが嬉しくて照れ隠ししちゃったんだって」
唯「おはるってほんと馬鹿だよね~」
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