SNSの恐怖

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「だったらお前は、 パスワードは見ていないし 流すつもりもないって言い張れ」 「なんだよそれ」 「映っちまってたんだよ、それが。 おそらくあいつらはSNSのかき込みから、 俺たちがあの番組を見ていたことを知り、 阻止しようとして拉致したに違いない。 でも大丈夫だ、 お前はさっきの言葉だけ言ってりゃ解放されるさ」 そう言う健太の顔に光が当たる。 荷台の後ろの扉が開けられ 瞬く間に健太は外へ連れ出された。 俺は恐怖で体の震えが止まらなかった。 いつ来るかもわからない奴らに怯え、 小さな音にさえも体が反応する。
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