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「あのさ、シャワーの使い方が分からないんだけど、コレってどうやんの? ねぇ教えてよ」
……ちょっと待って。
確かに田舎のは都会のと勝手が違うのかもしれない。
……でも。
そういうのはお風呂に入る前に言ってほしものだわ!
確かにお互いにカラダを何度も重ねたけど、部屋の中は暗かったし見てないもの。
こんなに明るいところでそんな事を言われても、困ってしまうわよ。
「ねぇ優陽、聞いてる? ……開けるよ?」
彼から催促の言葉が投げかけられて、ドアが開かれる。
「駄目よ! 変態ッ!! 開けないでっっ!!」
「変態って、あのね。もしかして照れてんの?」
「知らないわっ!!」
その言葉を投げつけると、私は逃げるようにお風呂場を飛び出していた。
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