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アクス
HP30/180
MP12/50
Lv12
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影という魔の存在に支配された世界…
日を増す事に世界の空気や景色は暗い影に包まれ黒くなっていた。
そんな中、勇敢で好奇心旺盛な少年アクスは影を倒す為、旅を続けていた。
金髪で無造作にはねたツンツンした頭は奇抜で、モンスターの間では『影様の次に怖い存在だ』と、アクスは名が知れていた。
あきれかえる程、平和な雰囲気が漂う ねここ島の平野。
道具袋を肩に ぽかぽか天気を背に、アクスは次の目的地『ハーモニカ城』へ向かっていた。
『いやー、あきれかえる程、ぽかぽかでいい天気だねー』
街道に差し掛かる頃、木で出来た立て札が目に入る。
『何々?東がハーモニカ城で、西がアルト城?よし!じゃ、東だな』
疲労していた事も忘れ上機嫌でアクスは街道を駆け抜けた。
ハーモニカ城下町は人々で賑わっていた。
街の入り口から続く大通りは先が見えない。恐らく城まで続いているのだろう。
大通りの左右には木造やレンガの造りの建物が立ち並び、元々店を開いている以外にも、シートの上に商品を出し暖簾を垂らす等、色々な屋台が見渡す限り広がった。
『すげー数の店だな。全部は買えねーぞ!ま、いいや。まずは宿だ。もうクタクタだぜ。HPもMPもボロボロだよ。』
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