愛し愛されていたあの日々(1)

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宏樹のちょっと肩を落としている姿が私の心とカラダを激しく疼かせた! なんだか凄く申し訳ない気がして 「ねぇ、こういう時にこんなお願いをするのもどうかと思いますが、宏樹さんの携帯番号とメルアドを教えてもらえないかな!? ほら、融資の事もあるし~」 「…わ、分かりました」 赤外線通信で、宏樹の携帯番号とメルアドをゲットした 結局この日は、私の男性遍歴を語る事なくお互いの携帯番号とメルアドを交換して、お勘定はそれぞれ別にしたい宏樹の意見を、私の奢りにすると強く押し切り、店の前で別れた 家に帰って来てからは、宏樹への罪悪感が強く胸を締め付けた しばらく何も考えられないほど、頭が混乱状態に陥ってしまったが、ちょっと気分が落ち着くと、指が自然と動いて、宏樹のメルアドにメールを作成して、送信する 『今日は度々、宏樹さんの気分を害するような事して、本当に申し訳ございません 早くこの埋め合わせをしたいから、次回はいつどこで、お会いすれば大丈夫ですか!? 全ては、宏樹さんのご都合に合わせたいんです』 30分後 『こんばんは 今日はいろいろ楽しかったです♪ 僕は別に気分を害していませんよ~ん むしろ、いろんな楽しみができた事で早くまた、友梨さんに会いたいな~って(照) そんなに気にしないでください♪ 友梨さんって、大胆に見えて意外と繊細なんですね 来週日曜日午後2時、今日の店で大丈夫ですか?』 すぐに大丈夫ですと返信し、ケータイの電源を切った
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