序章~春の訪れ~

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月明りが射し込み、 芽吹き始めた桜が舞い、 過ぎ去ったはずの冬の雪が降る。 今は何時だろう…。 俺ともう一人の人間は何故ここに佇んでいるのか、 俺らにも分からなくなっていた。 それから何分経ったのだろう。 遠くから、走り寄る音が聞こえて来た。
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