もしも本当にこんなことがあったら世界は破滅するでしょう。

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普段使われていない教室に、五人の人たちが集まっていました。 全員、思い思いのことをやってはいたのですが、突然一人の適当に切ったであろう金髪が特徴の少女が叫びました。 前髪のせいで少女の目が隠れています。 「ちょっと待て!!物語冒頭でどんだけ静まり返ってんだお前らは!!!」 声が大きすぎて、正直耳が痛くなるほどのボリュームでした。 「おさ、そんなに叫ばなくても聞こえてるから」 「そうだよ。そもそもやることないから静まり返ってるんじゃん」 「いつものことだけどさー、やっぱヒマだからなんかやろーぜ」 「だから今から何をやるのよ」 おさと呼ばれた金髪少女は、うっすい本を手に取りながら言いました。 「リアル鬼ご○こ」 「捕まったら殺されるやつじゃん!!却下」 白髪に黄色い目の明らかに日本人離れした外見の少女がつっこみました。 こちらの少女も前髪で、だけどおさとは違って右目のみ隠れています。
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