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マンションに着いて、すぐにゆいを寝室に連れていく。
「…しゅ、秀一さん!?」
俺に強引に手を引かれて、前のめりになりながらゆいが慌てる。
「早く実感したいだろ?俺はゆいのものだって。」
「そ、そんなに慌てなくていいです。…と、とにかくシャワーを…。」
「後でいい。どうせ、また汗をかく。」
「…な!?何を…。」
「それより、早く来い。俺は早く実感したい。ゆいは俺のものだって。」
まるで引きづり込むように、ゆいをベッドに寝かした。
ゆいの上に被さりながら、ゆいの顔を真上から覗きこむ。
「…"1%もないですよ。"」
「…え?」
「…嬉しかった。アイツとグラスを合わせて、アイツに口説かれてる時には妬いたけど。…席を立たなくて良かった。ゆいの気持ちが聞けたからな。」
「…聞こえて…たんですか?」
「ああ。耳はいいんだ。…森田がうるさかったけどな。」
「…ゆい。1%も動かないゆいの気持ちを…俺に感じさせてくれ。」
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