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「いらっしゃい。」
いつ見ても、美月さんの笑顔には癒される。
私たちはカウンターに席を構えた。
「美月さん、いつも通り美味しーのお願いしますっ!」
美咲がおしぼりを受け取りながら元気よく言った。
「はいはい。少し待っててね。」
美月さんの美味しい料理を食べながら
「ホントに、美味しー!!美月さんの料理っていつ食べてもサイコー!でも、美月さん、ゆいの料理もサイコーだよ!部長の胃袋しっかり掴んでるんですよ。」
「美咲!もう。…美月さんのお料理に比べたら全然なんですよ。…美咲、大袈裟に言い過ぎ。」
「ふふ。秀一からも聞いてるわ。ゆいちゃんの料理は何でも美味しいって。んふ。」
「え!?秀一さんが…!?」
「うん。」
「キャー。良かったね、ゆい。部長、ゆいのことみんなに言いたくて仕方ないんじゃない?きゃは。」
「そうかもね。ふふ。美咲ちゃんは?お料理しないの?」
「はは、私は全くダメです。苦手。…でも、最近はやる気だけはあって、ゆいに教えてもらおうと思ってます。」
「…作ってあげたい人、出来たんだ?ふふ。」
美月さんが優しく、でも少しだけいたずらっぽく笑った。
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