第1章 お騒がせ王子さま

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エデナは思わずその場にへたり込んだ。 冷や汗が止まらない。 無理もない。 目の前に刺さった輝くものは正真正銘、刀だったからだ。 もう少し前にいたらこめかみを貫かれていたのは必至だったろう。 口の中の水分が一気に持っていかれた錯覚を覚える。 エデナはガクガクと震えながら刀が飛んできた方向に目をやった。 するとこちらへ歩いてくる二人の女性の姿が…。
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