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それはシェーラの何にも変えられない思い。
「ううう…」
エデナは言葉に一瞬詰まってしまった。
しかしエデナも相当頑固というかわがままで…
「で、でも…」
そう口を開いた瞬間だった
「……でも、何かしら?………」
「ヒィッ!?」
シェーラの身体からおぞましいオーラが発せられる
笑顔なのは変わらない。
変わらないのだが威圧感が半端ない。
この時のシェーラの様子はさながら鬼神。
全身の筋肉が収縮し、骨が悲鳴をあげて、血液が身体から流れ出て行く感覚。
「な、何でもありません…」
エデナはただそう答えるしか出来なかった。
「そう、いい子ね」
シェーラは元の優しい笑みに戻り、エデナの頭を撫でる。
エデナはホッと胸を撫で下ろした…。
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