第1章 お騒がせ王子さま

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それはシェーラの何にも変えられない思い。 「ううう…」 エデナは言葉に一瞬詰まってしまった。 しかしエデナも相当頑固というかわがままで… 「で、でも…」 そう口を開いた瞬間だった 「……でも、何かしら?………」 「ヒィッ!?」 シェーラの身体からおぞましいオーラが発せられる 笑顔なのは変わらない。 変わらないのだが威圧感が半端ない。 この時のシェーラの様子はさながら鬼神。 全身の筋肉が収縮し、骨が悲鳴をあげて、血液が身体から流れ出て行く感覚。 「な、何でもありません…」 エデナはただそう答えるしか出来なかった。 「そう、いい子ね」 シェーラは元の優しい笑みに戻り、エデナの頭を撫でる。 エデナはホッと胸を撫で下ろした…。
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