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~数日後 アーロスト城食卓~
「うへぇ…。」
今日も朝食の時間まで剣の稽古でレンにみっちりとしごかれたエデナは食事が並ぶ前の食卓に突っ伏していた。
ダリウスが咳を一つ。
「最近真面目に稽古に励んでるようではないかエデナよ。」
顔はいつもの通り厳めしいままだが、声は弾んでいる。
「えぇ…まぁ…。」
エデナは顔を上げ笑みを浮かべる。
どこかひきつっているようだが。
「ここ数日は城も抜け出していないようだし、何があったのだか。」
「私の言ったことを理解してくれているのですよね?」
シェーラの微笑みはニコニコ三割増し。
「…………ええ……まぁ……………。」
エデナは笑みを浮かべている。
……頬の筋肉が痙攣しているようだが。
「そうか、そうか!やっと王子としての自覚を持ってくれたか!」
ダリウスは遂に嬉しさを爆発させワハハと豪快に笑った。
エデナもダリウスと一緒にアハハと笑う。
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