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エデナがやってきたのは馬やラクダのいる牧舎だ。
広大な砂漠を己の足のみで越えるのは自殺行為に等しい。
故にここからラクダを連れていきたいのだが、もちろん見張りの兵士がいるわけである。
しかしエデナはその対策もしっかりと用意していた。
エデナは物陰から見張りの様子を伺う。
「zzzzzz…」
丸々としたいい体格の兵士は牧舎の壁にもたれ掛かってすっかり眠りこけていた。
(よしっ!)
思わず声を出しかけたが、どうにかこうにか両手で押さえ込む。
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