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このキャメちゃん、エデナが日数をかけて仲良くなったラクダであった。
最初は接近しても逃げられたりそっぽを向かれていたが、今ではこの通り。
どうやら毎日竪琴で曲を聴かせたのがよかったらしい。
因みにちゃん付けだが立派なオス。
「夜遅くに悪いんだけど、これから外に行きたいんだ。君を連れていってもいいかな?」
「もちろんですとも」
キャメちゃんはそう言って微笑んだ……気がした。
「ありがとう!」
エデナはキャメちゃんの頭を抱き締めた。
エデナは早速準備を整えて、とうとう外に連れ出した。
こうしてエデナは砂漠の足を手に入れた。
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