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エデナの頭は一気に真っ白になった。
その後には逆に混乱した思考の奔流が押し寄せる。
(なんで?え?なんで起きてるの?いやいやいや何かの間違いでしょ。いやでも目開いてるし!なんで今日に限って?落ち着け僕!何のために何日も日にちをかけたんだ!どうしようどうしようどうしy)
その時門番の身体がピクリと動く。
エデナは思わず硬直してしまう。
逃げなければならないが身体が動かない。
捕まるのを覚悟したその時。
門番の身体がユラリとゆれて…
ビターン!!
「カイッ!?」
エデナは思わず声を出してしまった。
カイと呼ばれた門番は前方に倒れ頭から腹、膝など全身をまんべんなく地面へと打ち付けていた。
エデナは何があったのか訳の分からないまま恐る恐る近づいてカイの身体を起こしてやると…
「………zzzzz」
「寝てたんかい!」
エデナはコケてしまった。
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