第2章 旅立ちの王子さま

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「……どうだか。どうせまた近いうちに抜け出すんじゃないの?」 向かいに座っていた妹のミーシャは目を細め訝しげる。 「そ、そんなことないよ!僕は心を入れ換えたんだ!」 「……ふん。」 ミーシャはそっぽを向いてしまう。 「分かってくれたのならもういいのだ。これ以上私やシェーラを悲しませてくれるなよ。」 ダリウスは穏やかな表情で言った。 「………ええ、もちろん。」 エデナは満面の笑みで答えた。 ……心なしか汗をかいているようだが。 そうこうしているうちに朝食の準備が整った。 「うむ。ではいただこうか。」 ダリウスは上機嫌でナイフとフォークを手に持った。
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