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バーを出た青海さんと私は
暗黙の了解のように
ホテルの部屋へとなだれ込んだ。
部屋の扉が閉じた途端
壁に押し付けられた私の背中。
アルコールの匂いしか
しないキスを交わしながら
お互いが立ったまま
上着を脱ぎ捨てた。
欲しいのはお互いの身体だけ。
ネクタイを片手で緩めながら
器用に私のスカートの裾から
侵食して来た青海さんの手が
すぐさま敏感な部分を捕える。
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