想定外

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床に膝まづいた青海さんの唇が するすると私の身体をなぞって 下へ下へと落ちて行く。 指先でこじ開けられた 両足の間を彼の舌先が なぞった感覚に 唇を噛んで必死に堪えた。 部屋の入口の狭い空間で こもったように鳴り響く 青海さんの唇が立てる音に 膝がガクガクと振動してしまう。 「おう…みさん…」 天井を仰ぎながら 彼の頭を両手で抑えても その動きは緩められずに 溢れ出した水滴の中へと 指先が沈んだ瞬間。
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