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「ふ…スゴイ量だ」
艶めかしく濡れた指先を
私の目の前に持って来て
それを見せつけた青海さんは
その笑みを崩さないまま
私の膝を持ち上げてから
問いかけた。
「どうする?」
「…え?」
「これで繋がったら…
俺はもう君を離せないよ」
「……………」
窮屈な入口の手前に
微かに触れた青海さんの
熱い身体の一部。
けれどそこから
私を侵食しないまま
もう一度問いかけられた。
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