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竜の巣の探索は、何と報酬が25万ゴルドもあった。
Aランクって凄い稼げるんだね。
「先輩。手伝いって何をすれば?」
「ああ。中の探索は俺がやるから、命綱を入口で持っていて欲しいんだ」
「簡単っすね」
「ああ。だが、ドラゴンが帰ってきたらヤバイぞ」
「大丈夫っす。俺強いっす。弱いのは胃腸だけっすから」
「はっはっは! そりゃ頼もしいな! まあ、今回の巣は既に使われていないやつだから、ドラゴンが現れることもないだろう」
そんなやり取りをしながら受付にいくと、セミロングが艶やかな受付のお姉さんが笑顔で先輩に話しかけた。
「あ、ゴッツさん。Aランクの依頼ですか? さすがですね!」
「はっはっは! ちょろいもんさ」
「あ、そこの雑魚も連れて行くんですか?」
「もう完璧に雑魚って言った! 言った!」
「ウルサイわよ。ランク上げて出直してらっしゃい」
「くそったれ……覚えとけよーーーっ!」
俺は悪人のような捨て台詞を残し、先にギルドから飛び出したはいいものの、先輩が来ないと意味が無いので微妙に離れた場所で立ち止まった。
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