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「やっぱりみんな、頭良さそうだよね」
美香にそう言われて周りを見ると、私達のように新しい制服をばっちり着こなしている生徒がたくさんいた。
道中で馬鹿言い合ってケラケラ笑いながら歩く私達とは大違い。
そんな周りを見ると、緊張感が増す。
私はこの学校でやっていけるのか。
不安が顔に出てたのか、
「大丈夫、真実は真実らしく。
いつものようにしとけば、友達も自然と集まってくるよ」
と声をかけてくれた。
「ありがとう、さすが良き理解者」
そう言って、また歩き出す。
学校が近づくに連れて美香もきっと緊張が増したのだろう、お互い口数が減った。
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