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光っていた。
少なくとも当時の私が見たら。
それは光り輝いて見えた。
いつからだろう。
それがくすんで見えたのは。
いつの間にか魅力がなくなって。
投げ捨ててしまおうと思った。
でも出来なかった。
少なくとも思い出がたくさんつまっていた。
くすんだ光はきっと。
私に夢を与えてくれた証拠だろう。
夢を与え終えたそれは。
役目を終えてただの石ころのように。
もしかしたらこれからきっと。
また光を取り戻すのかもしれない。
そう信じて。
私はそれを磨くのだ。
今度は私が夢を与えてあげる。
そうすればきっと。
また光り輝いてくれるはずだ。
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