小さな奇跡

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7時少し前になって、森田部長と美月さんが到着した。 「こんばんは。美月さん、待ってましたよ。」 「ありがとう。お邪魔するね。」 「おい、室井ー。俺のことは待ってなかったのかよ?寂しいぜ。」 「もちろん、待ってましたよ。」 そう言いながら二人を奥に促した。 「…まあ、素敵!…さすがゆいちゃん!綺麗にしてくれてるのね。」 「…そんなことないですよ。秀一さんも綺麗好きですから。とにかく、お二人とも座って下さい。すぐ支度しますからね。」 部長のお姉さんに部屋を見られるのは…なんだかとても恥ずかしかった。 もう少し… …キレイにしておけばよかったかな…。
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