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冬の夜にかがやく白い月が上陸用舟艇の中からみえる…
「この作戦が終わったら俺、すぐに帰って彼女に告白するんだ~」
暗い上陸用舟艇のなかにいる奴が隣に言った、隣の奴は笑顔でその話を聞いていた。
「おい、お前ら静かにしろ。」
輸送母艦から上陸用舟艇に乗り込んでから数時間黙り続けていた三等陸曹が急に喋り出した。
「おい、あと少しで上陸作戦開始時間だ
準備をしろ。」
弾倉の無いM16に弾倉をこめる音が次々に聞こえてきた、上陸作戦の作戦内容はまずB52爆撃機が敵の対空機銃や高射砲やミサイル発射基地などを爆撃し、その後に俺たち上陸部隊員が浜辺の障害物を撤去し戦車を上陸させて機銃塹壕やトーチカなどを攻撃をして浜辺一帯を占拠する作戦だ、この作戦が成功すれば一気に戦域が拡大できるらいし、でも作戦を遂行するのは俺たち陸戦隊であってえらいお偉いさん達は後ろから支持するだけだなんて理不尽な役目だ。
「おい! 見ろB52だ!」
一等陸兵が空に向かって指をさした、
すごい、すごい数のB52爆撃機だ!
見るものを圧倒するほどおおきな機体だ、
その数は空一面を埋め尽くすほどだった。
爆撃機が現れたと同時によが明け赤い閃光を放つ太陽が地平線から顔を出した。
「よし、上陸準備地点まで移動するぞ!」
上陸用舟艇の操縦士班長が大きく手を振った、すると周りにいた無数の上陸用舟艇がいっせいに動き出した、上陸用舟艇が動き出して少したつと目の前にミドリ色の大きな大陸が見えてきた、ミドリ色の大陸からは黒くい黒煙が沢山立っていた。
「爆撃が始まったんだ…」
「今から上陸作戦を決行する、あと五分で上陸だ!みんな気を引き締めろ??」
上陸用舟艇の操縦士班長が大声で叫んだ
しだいに上陸用舟艇はスピードを上げ始めた、そしてミドリの大陸が段々とちかずいてきた。
「いよいよだな…」
隣にいた同期の二等陸兵の水嶋が話しかけて来た。
「あぁ、いよいよだな死ぬなよ?」
水嶋は鼻で笑いながら言った。
「なに、死ぬ時わ敵も道ずれだ!」
「意味わかんね~、とにかく死ぬなよ
帰ったら合コンに連れて行ってくれる約束だろ?」
「あれ?そうだったけ?」
「お前な~…」
「上陸二分前~!」
ふと前を見るとミドリの大陸はすぐそこだったすると銃弾が前方から押しよして来たその直後、上陸用舟艇はミドリの大陸に上陸したのだった。
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