極道恋愛歌2

13/338
前へ
/344ページ
次へ
その日何とか眠りに就いた俺は、龍之介さんの夢を見た。 龍之介さんは俺を好きって言ってくれて、俺も龍之介さんに好きって伝えた。それからお互い顔を寄せ合い……。 「おい、起きろコラ」 龍之介さんとは別の男の声がすぐ傍で聞こえ、俺は目を覚ました。 眼前に現れたのは遠藤の顔で、どういう訳か俺はベッドに横たわった状態で遠藤の背中に両手を回していた。 夢の中の龍之介さんと間違えたんだろう。 「っぎゃーーーーーっ!」
/344ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1843人が本棚に入れています
本棚に追加