極道恋愛歌2

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学校の前に着くと車から降ろされ、俺は校舎に向かった。この高校来るの懐かしいなぁ。嫌な思い出ばっかだったけど、やっぱり少しは愛着がある。 純の奴元気かな。相変わらずウザイかな。そう言えば、要は高二になったんだよな。またどこのクラスに行けばいいのか分かんないよ。 が、下駄箱の前で運よく純を見付けた。 「おう、おはよ!なぁ純、俺って何組だっけ?」 ポンと純の肩を叩くと、純は何故か俺を化け物でも見るような目で見て「ひいっ!」と悲鳴を上げた。 「ほっ、本庄くんはB組ですっ!で、でわ僕はこれにて失礼します!」
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