極道恋愛歌2

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「手のかかるババァだな」 捨て台詞を吐いて今度こそ家を出ようとすると、突然翔太の母親が要の腕を掴んだ。 「!?」 「翔太……。無事で良かった……もう、どこも行かな……で」 「寝言…?ビビった…。つーか腕離さねーしこのババァ!ほんとに寝てんのか!?」 しばらく葛藤した末、要は溜め息を吐いて翔太の母親の近くに腰を下ろした。 「しょーがねぇから今日の宿はここにするか。明日早起きして逃げよっと」
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